ひとみ

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いきなり鳩ビームがどうたらと言っている人間にも残念ながら妻子がいる。

ある日妻から「ひーたんみーたんの名前の由来知ってる?」と聞かれた。
ひーたんみーたんとは、テレビ東京の幼児向け番組「シナぷしゅ」の人形劇に出てくるパペットの双子の猫ちゃんのキャラクターだ。
娘が大好きでよく見ている。名前の由来なんて考えたこともなかった。
妻はその由来に衝撃を受けたとのことだ。
ひーたんみーたんのコーナーで流れているBGMにその答えがあった。
妻「左手のひーたん、右手のみーたん、て歌ってるんだよね…」

なんということだ。

確かに、これは衝撃だ。左手のヒと右手のミからきていたのだ。
あまりに人間目線。奴らの自認は猫ではなく左手と右手だったのだ。
もはやパペットマペットのやり口。
人間の存在を消すのが人形劇のお約束、暗黙の了解ではなかったのか。
令和の子供はそんなものでは騙せない、とメタ要素を入れて先手を打っているのだろうか。
さもありなん。パペットに騙されているようではこの情報社会では生き残れない。
娘よ、大人からの隠れたメッセージを受け取りしたたかに生きるのだ。

うちにあるひーたんみーたんのパペットもいずれ娘の手を離れる日がくるだろう。
仕事柄、まだ使えるものは必ずリユースに回すようにしている。
国内で需要が無くなったものでも、世界中のどこかの国で必要とされているのだ。

ひーたんみーたんもそのうち海を渡って「れふたん、らいたん」などと呼ばれ第二の人生を送っているかもしれない。