ところてんと真剣に向き合った日

カテゴリ:

娘が便秘気味で困っている。

便秘の解消に良いとの噂を聞きつけ、スーパーでところてんを買ってきた。
食物繊維が豊富らしい。子供には酸っぱいかなと思いながらも与えてみると意外と気に入ってくれたようだ。

それならば娘にもっと美味しいところてんを食べさせたいと思い、調べると伊豆にところてんの有名店があるとの情報を聞きつけた。
そこで「今度の週末にところてんでも食べに行く?」と妻に提案してみた。

すると「え?伊豆までところてん食べに行くの?本気?」と、だいぶ渋られてしまった。

私自身、ところてんに対して何か特別な感情を抱いたことはない。
妻も同様で、年に一回も食べないような取るに足らないものだ。
大半の人にとってもそうだろう。
ところてん屋の就職面接でもところてんに対する熱い思いなど聞かれないはずだ。
私が面接官なら取ってつけたようなところてんへの熱い思いをぶつけられたら面白過ぎて採用する。
妻と同じ立場ながら何故か熱量に差が出てしまったのだ。

最終的に泊まりなら許可するという妻の条件を飲んで、1泊2日でところてんを食べに行くことになった。
高くついてしまったが、もう後には引けない。

結局茅ヶ崎から1時間半かけて開店時間に合わせて突撃した。
しかし残念ながら想像は超えてこなかった。
交通費、宿泊費など実質数万円をかけたところてんだ。
期待値が上がり過ぎていたのだ。
まぁまぁ美味しいのだけれど、ちゃんとところてんの枠に収まるところてんだった。
しかし娘はご機嫌に啜っていたため少し救われた。
ところてんでしか見ない謎の器具で押し出されたところてんのようにお通じが良くなることを願う。